Backyard Natures

moonform.exblog.jp ブログトップ | ログイン

XR250Rの歴史

HONDAのプレスライブラリーによると、「XR250R」と名前のつくバイクが
最初に登場するのは1985年になっておりますが、
輸出使用として1980年あたりから「ME01」という形式名称を持つXR250Rが存在します。
XR250Rの歴史_e0061077_056437.jpg

そして1994年。「ME06」という形式名称のXR250Rが輸出モデルとして生産開始。
日本でも1995年には販売されますが、
一般的に「ME06」と呼ばれるXRとは少し違います。
後にXR200RやXLR200Rのものとなるフレームなのです。
XR250Rの歴史_e0061077_056237.jpg

1986年。一般的に「ME06」と呼ばれるXR250Rが登場します。
わずか2年でのフルモデルチェンジに等しいフレーム変更の理由は、
「バランスが悪く、狙ったトラクションが発揮できなかった」とホンダも認めております。
そして、新設計のフレームに変更されたモデルこそ、
こののち9年に渡る黄金時代を築くことになります。
XR250Rの歴史_e0061077_12027.jpg

ここからボア&ストロークの変更、前後ディスク、カートリッジサスなどの
バージョンアップを重ねつつ、
国内市販レーサーとして販売された1991年のME06で、
ほぼ完成系に近い形になったのではないかと。
XR250Rの歴史_e0061077_125276.jpg

そして1995年。
ME08が国内市販レーサーとしてデビューしますが、
海外ではME08の販売が1年遅れ、輸出仕様としてME06が1995年モデルまで存続することに。
XR250Rの歴史_e0061077_133081.jpg

パーツの互換表記が、
「XR250R(~1994)」とか「「XR250R(~1995)」とか「XR250R(1995~)」とか。
メーカーによってバラバラだったりして非常に紛らわしいのは同じ年に
同じ名前の別のバイクを生産していたホンダの責任かもしれません。

約9年間に渡り、ME06はベストセラー、4ストエンデューロマシンとして君臨してきましたが、
その座を1995年にME08に譲ることになります。
XR250Rの歴史_e0061077_144781.jpg

そして日本では2001年に生産終了。
XRの名前は「R」のつかない市販車の専用の名前になってしまいました。
世界的にも2005年モデルが最終モデルになるようです。
XR250Rの歴史_e0061077_151177.jpg

ちなみに、
1980年のモデルがXR250RB、
1985年がXR250RF、1995年のME06がXR250RS、
1995年のME08がXR250RTというように、
XR250Rの後に年式別にB~順番のアルファベットで区別されていたります。

XR250Rは世界中に輸出されたモデルでもあり、
フレームナンバーの後ろにあるアルファベットでどこに輸出されたものかが確認できます。
B=ベルギー、CM=カナダ、U=オーストラリア、DK=一般輸出(ほとんどがヨーロッパらしい)

また、オーストラリア仕様のものは大きめのフロントカウル&ライトになっており、
ジェネレーターの容量も大きいそうです。

間違いがあれば、遠慮なくコメントしてください。
by moonform | 2005-09-01 01:26 | XR250R (ME06)
line

どこまでも果てしなく


by moonform
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite